bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

AOR / Maihama

エアコンも止まった渋滞の道で
窓を下げながら思った
始まる前から終わり方を夢見る
あなたの癖をわらったけれど
そのままの筋書きで俺は踊ろう
痛みを閉じ込めて抱きしめた記憶は
知る人も無いまま凝ってしまうだろう
西日に顔を背けながらそっと
傷ついた目を隠した
海からの風と髪の匂いを
黙りこんだまま味わう
言い訳をしたくないから
ラジオを点けてくれ

友達のままでいれるなら
この時と時を拾って行く
失う約束の明日が来ないように
軽く繋いだつもりのクラッチが軋んで
ミラーの中でそっと顔をしかめる
やわらかく握った熱い指を
忘れたくなくて振り返った
リズム取る細い肩を八月が焦がしていく
夕焼けに光る髪が揺れてる
何一つ忘れたくないから
俺を撃ち抜いてくれ