bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

終わりの始まり

 

あの懐かしい罪の意識を 
手のひらに転がして重さを見る 
意味を計りかねて尋ねあぐねて 
言葉を継ぎ合わせる空しさ 
たったひとつの眩しい答えは 
風にちぎれた手紙のようだ 
彼らは黒いいきものを解き放つだろう 
それは僕らを困惑させるだろう 
痛みよりも確実に行き渡るのを待ってる 
永遠の終わりが始まるのを待ってる 
 
弾けそうな頭蓋を埋め尽くすのは 
行進する軍靴のごとき脈拍  
鍵はすべて試したし呪文も尽きた 
抗う意味すら見つからないのだ 
マフラーに顎を埋めた僕は 
トランプの塔に閉じ込められたまま 
彼らは掃き捨てるようにわらうだろう 
それは僕らを苛立たせるだろう 
世界中の時計が雷に撃たれるのを待ってる 
永遠の終わりが始まるのを待ってる