終わりの始まり
あの懐かしい罪の意識を
手のひらに転がして重さを見る
意味を計りかねて尋ねあぐねて
言葉を継ぎ合わせる空しさ
たったひとつの眩しい答えは
風にちぎれた手紙のようだ
彼らは黒いいきものを解き放つだろう
それは僕らを困惑させるだろう
痛みよりも確実に行き渡るのを待ってる
永遠の終わりが始まるのを待ってる
弾けそうな頭蓋を埋め尽くすのは
行進する軍靴のごとき脈拍
鍵はすべて試したし呪文も尽きた
抗う意味すら見つからないのだ
マフラーに顎を埋めた僕は
トランプの塔に閉じ込められたまま
彼らは掃き捨てるようにわらうだろう
それは僕らを苛立たせるだろう
世界中の時計が雷に撃たれるのを待ってる
永遠の終わりが始まるのを待ってる