2017-03-13 三月とか祈りとか 詩 孤独と孤高を装い 卑しい清らかさを見せびらかし 疲れた疲れたと もしかしたら 常なる痛みは昇華され 悪癖は見逃され許しを得て 真新しい服を着たような もしかしたら 逃げるのでもなくて 旅に出るのだと言い聞かされ 荷物は特に持たず 家に鍵はかけず 時はいたずらに去り 擦れて醒めて老いさらばえて 風に巻かれ口笛を吹き いつの日にか今日か 偽りと裏切りと 足に纏わり付く過去を蹴って まだそこに行こうとしている もしかしたら