bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

映画「ジョン・ウィック」観たよ

 

ジョン・ウィック 期間限定価格版 [DVD]

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漸く観たのでした。(アイキャッチに密林のDVDジャケットなんぞを貼っておりますが、実際はアマプラで観ました)

以下ネタバレをふくみます。

 

 

これはよい!公開当時話題になったアクションシーンは文句なしに美しいし、台詞が必要最小限までギリッギリに削ぎ落とされてるトコとか無駄なく滑らかにパッケージされている。ただ、音楽がずーーーーーっと鳴り続けていた気がするけど。

裏社会の掟というものがあって、表社会とは別の世界なのがうまく描かれている。裏社会ものすごシステマチック。「掃除屋」の効率的な仕事ぶりにしびれる。そしてあのホテル!コンシェルジュのスマートさよ!前半でジョンが並みの殺し屋ではなく、裏社会の伝説の男であることがよくわかる。

愛する人と生きるために足を洗ったジョン。彼女を亡くしたうえに彼女の残した犬を殺されたことで復讐の為に裏社会に戻ることに…。ある人が「犬は弱みになるから殺し屋は引き取っちゃダメだろ!」って言ってたんだけど、そうだねそのとおり。でもさ、だからこそ彼にとって犬を飼うってのは表社会で生きていく決意の表れなんじゃないかな…と思う私なのです。続編があるってことはもう周知の事実で、つまりはアレなんだけれども、この映画のラストの段階では、復讐を果たした彼は再び普通の人の人生をやり直すつもりだったんじゃないかしらどうかしら。

先にも書いたけれど表と裏は基本交わることがない。中間地点に居る警官や車屋は自分の立場をよく理解している。最後の大都会の空撮がまるで「裏では大変な事になっていたようですが、表の世界は何一つ変わらずいつもの通りです」と語っているようだ。