夏は続くよ今日も明日も
いつからか夏眩しくて 目を閉じる
遠くなりけり青すぎる海も
カーテンも開けることなく日が暮れて
切り取られ残るここちよい檻
半分は猫がゆったり伸びている
小さく寝返る蒸し暑い夜
頼みもしないのに来る季節を詠んでみるとか
猛暑なりテンションおかしく働けり
半袖の腕に塩のざりざり
百回は暑いと言うぞと宣言し
あと何回かと問うパートさん
素麺とトマトと胡瓜と茄子ピーマン
包丁入れれば割れた西瓜よ
太陽の押し売りめいた有難さ
今日も乾けりデニム立つほど
梅雨は何処頼みもしない猛暑の日
頼みもしない嵐の噂