逃げる悪女 / ジェフ・アボット

逃げる悪女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

父親の死期が迫り、幼い頃に自分達を捨てた母親を捜すホイット。やっと見つけた彼女はギャングの一員となっていた。しかも今まさにトラブルの真っ只中。ホイットは彼女を渦中から救い出せるのか。それ以前に彼女は自分の過去をどう考えているのか。おなじみの面々にもっとヤバい連中が追加され、裏金、麻薬、人殺し、事件は徐々にヒートアップしていく。
このシリーズ、どんどん派手になっていきますねえ。前回以上にアクション満載。お気楽判事ホイット君もあんましお気楽でいられません。今度はさすがにヤバいやろ。すごい楽しませていただきましたけど。だいじょぶなん？
この手の小説では珍しい母子物です（父子物/擬似父子を含む男対男ってのが多いですよねホントに）。そう言えば、同じ作者の別シリーズでもそんな匂いがありましたね。得意なんですね。ちなみにワタクシ、本作の母親役には勝手ながら「グリフターズ」のアンジェリカ・ヒューストンをアテて読ませていただきました。自動的にホイットはジョン・キューザック、クローディアはアネット・ベニングです。役どころとかはまた別の話です。イメージです。イメージ。

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