アイ・アム・レジェンド / フランシス・ローレンス
公式サイト →http://wwws.warnerbros.co.jp/iamlegend/
そういえば去年の年末は「トゥモローワールド」を観たのでした。年の瀬は何故か世界滅亡系映画に縁があるようなないような。一年を振り返るつもりでうっかり人生をふりかえっちゃったり、これまたうっかり堕落した（オマエガナ）世の中を憂いたりしちゃうのと関係あるのカナ…なんて素敵な早とちりをしてみたり。いや、たまたまですよ。
以下ネタバレますよ。
今年一番泣いた映画。犬！！いぬ〜！！
『伝説』になった主人公の最後も、そうこなくっちゃの納得の最後。感染者がもう人間ではない、救うことが出来ないと知ったときの絶望感。託す相手がいることのちいさな希望。しかしエンディングがキリスト教万歳なのでちょっとシラけました。ヒロイックな死に浸れず我にかえりました。残念。
我にかえって、粗探し。
- 感染してゾンビ化した場合、痛みを感じなくなったり、なかなか死なないのはなんとなく解るが、超人的なパワーが出るのは解せない。もともとの筋力に拠るだろう。『病気』ではなく『ミュータント化』だということで納得すべきか映画なんだし。
- ゾンビが（ゾンビでいいのか）凶暴かつ食欲モリモリなのに群れで暮らすのは無理がないか。共食いしないのか。そもそも獲物となる健康な人間が絶滅しかかってるのに何を食べてるんだ。動物？ゾンビ自体が餓死して減っていくはずでは。あ、そか、ゾンビは不死なんだった。なんだよもう病気じゃないじゃんよ。
- 主人公が掛かったトラップは誰が仕掛けたのか。彼自身のスタイルのようだが。ゾンビ（もうゾンビでいいよね）が仕掛けたのか。まだそんなに頭が働くのか。
- 寒い地方に感染が広がらなかったのなら、もっと世界各地に残っているはず。主人公の3年間送り続けたメッセージはどうなる。ラジオの電波が届かなかった？返事を送る方法がなかった？
- ゾンビは水に弱いような描写がなかったっけ最初のほうで。水で戦えば？勘違いか。
これを観た人は皆、自分に置き換えてしまうんだろうなあ。もう世界にただ一人かもしれない。周りには捕食者の群れ。究極の孤独。ワタシもちょっと考えた。怖い。けどすぐ別の話を思い出して気楽になった。まいっか、て。空中キャンプさんのこの話です。この方のサイトは、いつも映画を観るときの参考にさせていただいているのですが、映画以外の話も大好きです。
あと、ＮＹの街角に、スーパーマンとバットマンの合体したロゴのビルボードがあってちょっと笑った。上映前の予告編でＡＰ２をやってたし。ゴジラ対キングコングとか好きだよねみんな。
