bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

 カスに向かって撃て! / ジャネット・イヴァノヴィッチ 



待ちに待った新作。今回もステファニーはやってくれます。強盗の顔を目撃してしまったばかりにギャング団に命を狙われるハメになり、身を隠した場所はなんとレンジャーの家。んまあ。出てくるキャラクター皆が皆イカレてるのがウリのこのシリーズ、今回は第四巻に出てきた女装のミュージシャン・サリーが再び登場いい味出してます。
ワタシ、コージーにありがちな素っ頓狂なキャラクター(とその行動)が実は苦手なのです。色恋沙汰も邪魔だと思うことがあります。ところがこのシリーズは例外なのです。どちらの要素ももりだくさんなのにね。むしろ過剰。つきぬけている。なんというか、気が付くと飲み込まれて、いっしょに連れまわされて振り回されて、それでいて楽しんでしまってる状態。うふふふあはははははh……。中毒性がありますよ。禁断症状が出ます。さくさく続けて新作を出していただきたい*1。暴れますよ。喉に小骨の刺さった女は、心がくそ狭いのよ!


ただひとつ気になったのは、ポルシェ・カイエンヌ。ヌ?なんでだ。もしや原語ではヌも発音するのかな。たとえそうだとしても日本市場での流通を鑑みてカイエンにするものでは。ぬぬぬ。

*1:あっ、出版社が変わってる。