bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

  最高の人生の見つけ方 / ロブ・ライナー 


公式サイト→ http://wwws.warnerbros.co.jp/bucketlist/


余命6ヶ月、一生分笑う。
このコピーと予告編でほとんどネタバレとも言えますが、畳みますよ。








こんな爽やかな映画は久しぶりに観ました。病気は残念だけれど、その上で考え得る限り最高の死に方だった、つまり生き方だったと思います。いや、最近ね、自分や周りの人間(+動物)の死について考えちゃうわけですよトシかしらね。この前観た「クローバーフィールド」もそうだったんだけれど、心残りなく大切な人に看取られて*1死ねるのが理想ですよね。「心残り」「大切な人」が私の二大テーマなのですが、この映画ではそれが大フューチャーされております。
ジャック・ニコルソンといえば、誰もが認める大スターなわけですが、ワタクシ、この人の魅力がわからなくてねえ。どうにもイヤな感じのオヤジだと思っておりました。そしたら奥さん!この映画ではイヤなオヤジでしかも魅力的なんですわよ。むしろそのイヤなオヤジぶりが魅力なんじゃないかと。おどろいたね。内に秘めたピュアネスみたいのがね、こう、来るんですわ。かわええ。相方のモーガン・フリーマンも、お付きの秘書も彼を愛してしまうわけなんですね。愛さずにいられない男なんですね。そうそう、この秘書の男の子がね、またイイんです。ラストシーンはヤラレましたよ。そういうことかー。
泣ける映画とかって最近流行で、この映画もそういう安い売り方されてますけれど、どうしてどうして良い映画です。ほんのり感動したい人、クスりと笑いたい人、(私のように)爺様が好きで好きでしかたない人は是非観てください。

*1:看取るのはつらいですねえ。できることならば、せーの!で。