2015-09-26 冬毛 短歌 忍び寄りぬきあしさしあし膝に乗る小さい柔こいあったかいのね きょうもまた尻尾を立てて駆けてくる5キロちょっとの柔こいシヤワセ 頬寄せる匂いをかいで埋もれるそろそろ来ますよファーの季節が
2015-09-21 秋の休日 短歌 服買いに笑顔の店員勧めるが ちょっとしたパーティーに呼ばれたことはないぜ 変わりたい何かやりたい始めたい だけどほんとは変わりたくない 意気込んで洗濯物を広げつつ 朝方に来た夢を引きずる
2015-09-19 秋のいちにち 短歌 ほんとうに陽の落ちるのが早くなった 斯くなる上は冬至まで潜る 長袖をいちまい羽織る夕暮れに 金木犀をまだ嗅いでない 騒いでも時間通りのご飯です 「やっと通じた!」満足気な猫
2015-09-18 雨のいちにち 短歌 結局いちにち降っていた 軒下に揺れる湿ったものたち 雨の日は眠くてだるだる動かない ちからの抜けた猫はおもいよ 猫の手をにぎにぎしては確かめる そこはかとない信頼にも似た