bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

  ここはスズシーのです  

午後のひと時、ドトールは難民キャンプの様相を呈しているのです。
いつにも増して騒がしく、本を読んでいても文章が頭に入ってきません。みなさんおかしくなってらっしゃいませんか。みなさん声を張り上げているカンジで居酒屋並みの騒がしさですよ。平気で携帯で喋ってる人もいらっしゃいます。反対側の耳を手で押さえながら「え?え?なにー?よく聞こえないーーー」 外へ出るとよく聞こえますよ。暑いけど。
ワタクシの右隣の3人組(30代女性、休憩時間の販売員風)と左隣のカップル(20代前半か)の会話がステレオで聞こえてきます。聞くつもりは無いのに。本読みたいのに。しかも、同じような台詞が出てくるのです。「私はそんな人間じゃないの!」「だから言ってやったの」「絶対に誤解されてる」「あの人たち陰できっと」「わかるでしょう?」そんなの貴方だけじゃ無いですよ。世の常ですよ。全世界(当然オレ含む)が自分は正しくて相手が間違ってるって思っているのですね。なんだかにわかに浦安駅前が中東の某国に思えてきました。それは大袈裟ですね。暑さのせいです。きっとそうです。