ドラムライン / チャールズ・ストーンⅢ
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2005/02/18
- メディア: DVD
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えー、中学時代に吹奏楽部に居たワタクシです。が、ウチのバンドは、ドリル演奏はもちろんマーチングの基本すらままならないへなちょこ楽団でしたのです。足を上げて歩けない。歩調に合わせて楽器を動かす事(歩く時って腕を振るでしょ、楽器持ってたらそれを左右に振るはずなんだけど、なぜか出来なかった不思議だ)も出来ない。ちょっとびっくりする程ひどいありさまでした。理由はひとつ。練習しなかったからでーす。みんなで楽しく遊んでいたからでーす。
郡の合同合宿の時など、他校のバンドはまるで体育会系に見えました。この映画のように、腹筋、背筋、走りこみ、空気椅子に、「もっと声出せー!」「返事はー!」みたいなのやってましたよ。ひえー、と思ったです。でも実はブラスバンドて、それが当然の世界。基本部分で体力勝負なのです。それすらやらずにダメダメなバンドのまま卒業した自分達を、ちょっと思い出しちゃったよこの映画で。後悔ってワケじゃないんですけど。うーん懐かしいなぁ自分はやってないけど、て。 そういえばウチの中学だけマーチングの衣装も持ってなかったんですよ、あの軍服みたいの。ウチはTシャツだけ揃いだった。もうその時点で気合も期待もどんなものだかわかりますね(苦笑。
いやー楽しかったなー。へなちょこだったけど楽しかった。あの皆で演奏するっていう一体感がすごく気持ちよかった。自分が音楽の一部を担っているっていう気分。自分が必要なピースのひとつであるという気分。それが一番の思い出になってる。
デヴォン君にはそれが解らなかったのね最初。誰もが認める才能を持ちながら、あるいはそれゆえ。それに気付いていく過程が描かれているこの映画は、予定調和ではあるけれど、気持ち良く見終えることが出来ました。青春ですねっ。
日本では、こういうのを単に「マーチング」ではなく「ドリル」とか「ファンシー・ドリル」とかよんでるように思います。その点でニッポン最高峰と言えるのはどこかしら、と考えてみましたら、警察音楽隊か自衛隊音楽隊では無いかなと。最近の知識が無いのでイマイチ自信がないのですが、まあその辺りかな、と。それぞれ各地域の演奏会があると思いますが、ワタクシのオススメは秋に催される自衛隊の音楽祭(て、呼んでたかな)です。九段の武道館でやってますが、テレビでも(NHKな)で放映されます。オイラも時々観てます。美しいですよ。吹奏楽出身で無い人にも楽しんでいただけるのではないかしらどうかしら。ただ、そうですね、ヒップホップ・アレンジとかは期待出来ないかな。日本の大学ってどうなのかしら。あんななのかしら。映画みたいに。ワタクシ、大学のフットボールとかって知らないのです。チア・リーディングて最近は流行っているのでしょう?音楽はどうなのかしら。うーん、どうなのかしら。