bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

  でもちょっと重い気分です  


ちかごろ近所にマンションが増えたり、このアパートも住人が入れ替わったりで若い人とコドモが増えました。ウチのアパートは古くて値段の割に広いせいか、自由なかんじの若い人が次々に入ってきてるのです。自由なかんじとは言いましてもお仕事はちゃんと有るふうの人々です。ただ今風の若い人々で、擦れ違っても目を合わさないような関係を望んでいるみたいです。入り口で挨拶してもごにょごにょした返事しか返って来ません。つまり、向こうから見ればワタクシは生きてる世界が違うひと、彼らの視界から外れている存在、無視してよい存在「オバチャン」らしいのです(うわ黒い。若さに対する妬みが)。ああいつの間に。ちょっとカナシイです。ワタクシどちらかというと、下町的ご近所お付き合いは不得手ですが、ご挨拶くらいは普通に笑顔でしたいのです。後はほっといてくれればいいし、こちらもほっておきますよ「お醤油かして」とか無しですよ。以前はこのアパート、50代〜70代の方が多くて、皆ご親切にと言うか、お節介と言うか、ちょっとしんどい空気がありました。そんな暮らしの中では、ご挨拶ってのは、ほっといてもらう為の最低限のルールのように思っていたのですが、ううーん、時代ですか。気がつけばワタクシ、このアパートの最古参、最年長者になっておりました。ものすごく年寄りの気分です。