プライドと偏見 /
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綺麗な映画。風景も衣装も美しい。どうしても以前BSで観たドラマ版(ミニシリーズで合計6時間くらいかな)とくらべてしまうので、エピソードを端折った感が否めないのだけれど、その分シンプルにロマンティックにまとまっているのでは。主要人物を演じる役者も若くて綺麗。キーラ・ナイトレイって綺麗過ぎかも。うっとり。目の周りの造りが濃すぎて今時の若い娘のメイクのようにも見えてしまうほど。原作のエリザベスが何歳の設定だったか忘れてしまったのだが、ドラマ版のエリザベス役、ジェニファー・エイルは失礼ながら若さや美しさ(現代の基準かしら)がイマイチで、その分、時代的には女性に不要とされた知性や自立心を感じさせていたようにも思う。その点、キーラ嬢のエリザベスは、やや若さゆえの生意気さに見えなくも無いかな。姉と共に婚期を心配されている気配や、姉や妹の恋のいざこざを知って悩む様子が、あまり若すぎると不自然な気もするが、『若いのに(しかもこの時代に)しっかり自分を持った娘』として描かれている。
まあ、この物語に登場する女性の中では『精神的に』一番大人という設定なので、映画版だけ観ていれば気にならなかったかも。しかし後半、ミスター・ダーシーの「私は彼女が世界で一番美しい女性だと思っている(意訳ですよ)」って台詞があるのだが、そこで私にリアリティーを感じさせるのは、見た目イマイチのドラマ版エリザベスなのだ。内面を知って愛するようになったと言ってほしいのー。映画版では誰から観ても美しいでしょうがー。きぃーー。あら、個人的なやっかみになってしまったわ。んまあ私としたことが。ごめんあそばせ、オホホホホ。
ドラマ版はコレです。ミスター・ダーシー役のコリン・ファースがステキですよ。
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