bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

  パーフェクト・ストレンジャー / ジェームズ・フォーリー  


公式サイト→ http://www.movies.co.jp/perfectstranger/


すんごいおもしろかった。でもこのキャッチコピーは好きじゃないなあ。こういう惹句となるとワタシの場合(推理でなく山勘で)犯人の予想がついてしまう。もっと素直に騙されたかったけれど、それはこちらの事情。ひねくれた観客でゴメンナサイ。
この映画は、力関係についての物語という解釈でいいのかしら。愛とか信用とか秘密とかに翻弄される人間模様。サスペンス・ミステリーの果てに暴かれていく悲しい秘密たち。


以下ネタバレです。




だれひとり幸せになれない、しかもエンディングで向かいに目撃者が!限のない秘密の連鎖。息絶えたマイルズに寄り添うロウィーナの悲愴。彼は愛してくれていたのに。彼が彼女を支配しようとさえしなければ。しかし彼女もさんざん彼の気持ちを利用して(当然気づいていたはずだよね)いたわけだし、マイルズの妄執と熱愛の違いは際どいところだし。そもそも見分けなんてつくのか。ぜんぜん別のものなのか。色々な要素が複雑に混ざり合っているものではないのか。ワタシにはわからないよ。あるのは力関係・人間の政治、支配するかされるか。そんな映画。
ところでロウィーナの彼氏がゲイリー・ドゥーダン(CSIのウォリック!!)だったよ。イイオトコだねぇ。でもでも一番セクシーだったのはブルース・ウィリスだった。セクシーというかエロい。バーで向かい合うシーンなんてどきどきしたですよ。さすが世界三大セクシーハゲの一角をなすだけのことはある! あ、ちなみに世界三大セクシーハゲってのは、ショーン・コネリーブルース・ウィリスニコラス・ケイジの御三方です。


ところで、マイルズが気づいたのは何故デスカ?ここがキモなのによく解らなかったワタシなのです。やっぱあほの子デスカ?も一回観る?