犬は勘定に入れません / コニー・ウィリス
SFオンチな私ですが、SF的な設定の数々には、もしかして、上手いこと丸め込まれた？とか時々頭を過ぎりつつも、ダイジョーブ楽しめました。もしもタイムとラベルが可能になったら、歴史変えられる？有名人に合える？宝物持ってこれる？どうやって行き来する？ご心配なく、説明されています。なるほどなーそうかもなーと思えます。過去と現在（近未来ですけど）を行き来している間に、これはバックトゥザフューチャー的なラブコメであることに気づいたよ。壮大な舞台装置を使ったラブコメですよ。味のある脇役大集合。どんくさい（でも愛すべき）犬と、性悪（でも愛さずにいられない）猫が大活躍しますよ。SFの好きな人、コメディの好きな人、犬猫の好きな人、そしてミステリの好きなあなた！読みましょう。これミステリでもあるのです。
読み終えたら、猫が飼いたくなるかもしれません。ごめんね。
