bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

 ココ・アヴァン・シャネル / アンヌ・フォンテーヌ 


公式サイト→ http://wwws.warnerbros.co.jp/cocoavantchanel/


オドレイ・トトゥのココ。先日観たシャネル映画とどうしても比べてしまう。 
可愛い。でも先のココより打算的な面が強く出ていて、異端の天才というよりは、強引でなりふりかまわない女性のように感じた。そういう意味では先に観た映画のほうが良かったかも。あのシャネルはかなりメロドラマ寄りに作られていたのだと今になって思う。
こちらの映画は終始軽く突き放したスタンスで描かれていたようだ。
ビジュアルはこちらのほうが素敵。センスがいい。
初期のシャネルが創り出すスタイルが、不思議なくらいオシャレで違和感を感じない。
先のシャネルが生成りベージュ〜ブラウンを使って初期の服を作っていたのに対し、こちらはグレー〜ブラックのクールなモノトーンなのも関係しているだろうか。ある意味フツーすぎて当時の人が感じたインパクトを感じさせない。本当に今の感覚を早くから持っていたという印象。
エンディングのショーのシーンがいつの設定なのか謎。復活のショーだとするとココが若すぎるし(作品はあまり初期のものではない)。