bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

  前夜 / リー・チャイルド  

前夜(上) (講談社文庫)

前夜(上) (講談社文庫)

前夜(下) (講談社文庫)

前夜(下) (講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
ベルリンの壁が崩壊し、世界が冷戦終結に向けて動き始めた一九八九年暮れ、機甲師団の将軍が死体で発見された。場所はうらぶれたモーテル。重要な会議に向かう途中、なぜ片道五〇〇キロの寄り道をしてそんな所に行ったのか?続いて彼の妻が遠い自宅で、デルタ隊員が基地内で惨殺される。


世界各地の米軍警察指揮官が一斉に異動させられていた。パナマからノース・カロライナへ突然転属になったリーチャーもその一人だった。誰が、何のために?死んだ将軍が出席するはずだった秘密会議の議題がすべての鍵を握る。激変する時代の波にもまれる軍の指揮を離れ、リーチャーは真相を探り始める。英国バリー賞最優秀長編賞受賞作。


最近の読了本。犯人や動機を明かされてもイマイチ納得がいかないんだが、軍関係者には説得力を発揮するのだろうか。面白い作品ではあったのだが。
まだ超人化していないリーチャーがいい感じ。正義感や頑なさが自然な印象。