薬指の標本 / 偶然の祝福 / 小川洋子
- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/12/24
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- 作者: 小川洋子
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失うことによって強い印象を残すもの。居なくなることによって初めて意識される存在。永遠なんてないけれど、それに似たものを刻み付ける事が出来たら、幸せなのかなあ。もう得ることよりも失うことのほうが多いような年頃になって、失うからこそ、限りがあるからこそいとおしいというのは確かに、うん、あるな。
今年は今まで読まなかったタイプの本を読もうと思っているのです。たとえば日本の作家とか、文学っぽい(笑)ものとかを。ベストセラーだからと毛嫌いするのも控えたいです。あちこち評判が良い作家なので、それならと手にとってみたのが小川洋子さん。ああ、こういうの好きかも。ただ感想を言葉にし難い。二冊読んだだけですが、印象を言葉に起こすと同じになってしまうのです。作家としてブレが無いってことでもあるけれど、ブログには書きにくいわ。テキトーな読み方してるからねえワタシ。他の人の書かれた感想や書評を読んでしまうと、自分の浅さに自己嫌悪に陥ったりするのですが、それがワタシなので仕方ないかな。ワタシにとって読書は勉強でなく娯楽なので、今後も楽しむ事をメインに読んでいきます。
もうね、時間がないじゃないですか。長生きするタイプだとはおもうけれど、それでももう折り返しちゃいましたからね。楽しみたいんですよ貪欲に。貪欲ってのはニュアンスが強すぎるかな、うーん。時間がないとか貪欲とか言うと、結構アグレッシヴにきこえますね。実際はもっともんにゃりしてるんですよ。ぼやーと楽しい。吹っ切れた感じ?いやそんなに格好良くないし。
ちょっとくらいだらしなくてもいいから、開き加減にいきていたいんですよね。拒まない感じで。今までが今までだったから、なかなか難しいんですけど。