bullet proof soul / side-B

じつは防弾仕様になっておりません

  ドリームガールズ / ビル・コンドン  


公式サイト→ http://www.dreamgirls-movie.jp/top.html


ミュージカル苦手。でもこれはよかったです。良い意味でMTVぽいのです。良い意味で。ミュージカル特有の唐突さが少ないように思います。


例によって大したネタバレでもないのに畳みますよ。もう何がネタバレで何がネタバレじゃないのかを考えることすら出来ない婆サマがここにいますよ。




なんといってもやっぱりジェニファー・ハドソン。すごいわ。この豪華な出演陣のなかでも光っています。いや、みんな凄いんですよ、でも少なくともビヨンセの映画ではないわねえ。ハドソン嬢演じるエフィがクビになったシーンで、タイトスカートがはち切れんばかりに脚を踏ん張って歌う彼女に圧倒されました。あの形振り構わず感。歌う事だけが拠り所であり彼女そのものだったの。それを奪われてしまうなんて。しかも後で明かされるあの事実も、この時彼女は知り抱えているわけですから。その後の彼女の転落振りと再起には引き込まれました。ラストの纏め方はその分、お手軽なカンジがしました。ストーリーは粗いですが、歌も楽しめるし、一時代を築いた人間群像劇としてなかなかのものだと思いました。ハドソン嬢だけを褒めている風ですけど、いや、ジェイミー・フォックスもエディー・マーフィーもすごくヨカッタんですよビヨンセもね。