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男とは××なものだ。女は時に○○な事を言う。よく聞く言葉だけれど。実際は男性と女性がどれほど違うのか。
身体の造りが違うのは見れば解る。脳の働きが違うことも解っている。「話を聞けない男、地図を読めない女」とかって本もベストセラーになったね。アタシは読んでないんだけどさ。てへ。
でも個体差ってあるじゃない。話を聞ける男や地図を読むのが得意な女はたくさんいるよね。会社にはヒステリーとしか思えない男性課長もいれば、どれほどの突発事故が起こっても優先順位を一瞬に見抜いてサクサク解決して行く女性チーフもいる。そんな時周りの人間は「あの課長って気が短いよねー」とか「女ってこんな時ツヨイよねえ」とか言われちゃうんだよね。あれ？性が逆だったら見方が違うんじゃない？「またヒス起こしてるよ」「さすがチーフだ」って言うはず。じゃあ何が違うのか。　うーん、受け取る側の先入観かな。
仮に××君が話を聞かない人だとする。それは彼が男だから・・・では身も蓋もない。だってその理由が「男であること」に在るのか、育った過程に在るのか、それともその場の状態に在るのか、色々考えられるとおもうから。
「男であること」「女であること」はその人間を構成する要素の一つに過ぎないんだよ。それだけで解った気になってちゃだめだよ。
「男だから」「女だから」に縛られて、そこから先に進めないと、人間が見えてこないよ。